EeBlog(テクニカルブログ)

第12 回 イベント処理

今回は、EeB内で話題となっていたタイマー処理を実現すべく、 イベント処理について考えようと思います。

イベントという言葉はGUIプログラムをしたことがある人はおなじみかもしれません。
しかし、JavaのWebシステム開発ではあまり聴かない言葉ではないでしょうか?

イベントとは「オブジェクトに特定の現象が発生した時に発する信号」です。
イベントを使った処理とは、「オブジェクトに特定の現象が発生した時に処理を行う」事です。
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第11回 排他的論理和(XOR)を利用した暗号化

前の2回は、「ビットフラグ」についてお話しました。
今回はビット演算つながりということで、 排他的論理和(XOR)を利用した暗号化について書いてみたいと思います。

現在ではここで紹介する程度の単純な暗号化はそのままで利用されることはないと思いますが、 様々な暗号化技術の基礎といえるものですので理解しておくとプログラミングの幅が広がると思います。
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第10回 列挙型でビットフラグ

前回、「ビットフラグ」についてお話しました。

Java以外の言語では列挙型に数値の値を持っているものが多く、 「ビットフラグ」も列挙型を使用して実装する場合が少なくありません。

Javaもver1.5(Java5)より、列挙型がサポートされました。
列挙型をサポートしている言語の経験者にとっては非常にうれしい事でした。
ところが、列挙型に数値を関連付けできないことは大きな制限に思えたのではないでしょうか?
もちろん、「ビットフラグ」が使用できないためです。

しかし、Javaには「ビットフラグ」に取って代わる機能がちゃんと準備されています。
「EnumSet」クラスです。
前回のサンプルを列挙型と「EnumSet」を使用して変更してみました。
add()メソッドでフラグを立てている(追加する)のと、 contains()メソッドにてチェックを行っていることに注目してください。

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