EeBlog(テクニカルブログ)

第19回 Javaを学ぶ

今回をもちまして、担当を代わることとなりました。
今後、新しい担当によって新連載が始まると思います。
これからも注目して頂ければ幸いです。

最後にJavaという言語を学ぶにあたっての思いを書いて一旦締めようかと思います。

私がJavaという言語と関わってから約4年が経ちます。
その間、Javaは高速に進化しIT業界に普及してきました。

この4年間で私が感じたのは理想的な言語体系を持っているということです。
第一回で紹介させていただいた「クロスプラットフォーム」の理念をはじめとして、多くの言語と共通するスタンダードな言語仕様、豊富なAPI、モバイルや携帯、GUIにWebといった幅広い分野での利用といった今後の言語をリードするに十分な要素を兼ね備えています。

しかしながら、その反面でGUIでは.Netほどの充実は図れず、WebではPHPのような手軽さが無いといったマイナス面も存在します。
どんな言語であれ、そういったプラス面、マイナス面を持ちます。
その中でJavaにおいてはマイナス面を克服し反映していくと思わせるだけの要素を持っているのも確かです。

どういった言語でも同じですが、
重要なのは柔軟に利用できる「感性と技術と情報力」です。
その中で技術は比較的にマスターしやすいものです。
プロのスポーツ選手などと違い、ある程度継続して頑張っていれば大抵身につきます。(一部、例外もありますが…。)

それよりも情報力を大切にしてほしいと思います。
Javaを勉強しているのであればJDKのバージョンアップに誰よりも早く反応してください。
開発に便利なツールを貪欲に試してください。

Javaを学ぶ人がこれを知らないということは、
パソコンショップの店員が新しいOSの発売を知らないのと同じです。
車屋さんが新車の発売を知らないのと同じです。
情報を得るということは技術を学ぶということ以上に大切なのです。
他の技術者から情報を得てください。
インターネットで毎日情報をチェックしてください。

技術を根気良く勉強し、情報を貪欲に得ていくことで感性が磨かれます。
どれほど技術を勉強しても感性が強い人には敵いません。
感性は生まれもった部分もありますが、磨くことができるものでもあります。

この業界は画面に向かってプログラムと格闘しているだけではありません。
一人で黙々と勉強に励むだけでは感性が磨かれません。
外に出て情報を仕入れ、それを試して考えてまた情報を発信することで成長します。

プログラムをマスターするには、
人と話しましょう。
インターネットで情報を仕入れましょう。
毎日、バージョンアップの確認をしましょう。
知らない人とメールしましょう。

プログラミングはIT(情報技術)なのですから!!