第92回 入出力の基本
引き続き「入出力の基本」について見ていきたいと思います。
今回からは出力ストリームについて見ていきたいと思います。
出力装置への出力は、出力ストリームに書き込み、フラッシュすることによって行います。
フラッシュを行うためのflushメソッドは、Writerクラスのサブクラス、OutputStreamクラスで実装されています。
また、バッファがいっぱいになったり、ストリームを閉じることでも、自動的にフラッシュが行われるようになっています。
次のサンプルコードは、テキストファイルに書き込むプログラムです。
ファイルはCSVファイルにします。(J2SE5.0以上)
import java.io.BufferedWriter; import java.io.FileWriter; import java.io.PrintWriter; import java.util.LinkedList; import java.util.List; public class Main { private static final String CSV_FORMAT = "%1$s,%2$s,%3$s" + System.getProperty("line.separator"); private static final Object[] COLUMNS = { "社員番号", "社員氏名", "部署" }; private static List
FileWriterクラスはファイルの文字ストリームに書き込むためのクラスです。
BufferedWriterクラスはバッファリングすることによって、文字ストリームに効率良く書き込むためのクラスです。
PrintWriterクラスにはオブジェクトをフォーマットし、文字ストリームに書き込む機能があります。
今回はデータをカンマで区切って出力するので、printfメソッドでフォーマットして出力しています。